こんにちは!塾長の石割です。
今日もすごく暑いですね!それでも風がある分まだ外は涼しいですが、
これからまだまだ暑くなると思うと先が思いやられますね・・・
昨日の話ですが、
テストの目標点を生徒たちに書いてもらいました!
もちろん、その点数に届くように勉強してもらうのですが、
何も目標なく勉強していても仕方ないので、目指すところを決めた方がモチベーションは保ちやすいかなと思います!
テストの目標点の決め方は何でもいいと思いますが、私は普段、5科目それぞれで目標点を決めてもらうようにしています。
というのも、例えば、「前回が5教科合計で160点だったので、今回は170点を目指します」と言われても、実際の内容は「数学と理科で5点ずつ伸ばして他の苦手科目は特に意識しない」という形で達成していたら、それは本当に進歩なのか?と私なら考えてしまいます。
もちろん、得意科目でできるだけ多く点を取ることで、合計点を底上げするということは決して間違ってはいません。それに、中学生のテストは回を追うごとに難しくなってくるため、苦手科目に対しては、前回のスコアを維持するだけでもそこそこ勉強しないと維持できないと思いますから、必ずしも「現状維持=退化」とは言えません。得意な科目で点が上がった、苦手な科目は前回のスコアを維持できた、という形でも、ある程度の勉強はしているでしょう。
ただ、学校のテストは単に定着度を測るだけではなく、それまで習ってきたところの総復習という意図もありますし、成績をつけるための重要な指標になるわけですから、苦手科目であっても少しでもいいから点数を上げていく努力はすべきだと思います。
また、入試では5教科各50点ずつの均等な配点で集計しますから、偏差値の高い高校であれば、得意科目で一気に得点を稼ぐという戦法は通用しにくくなります。例えば、浜松北高や浜松市立を目指すのであれば、普段の中間・期末テストで常に合計200点を取れないと厳しい。入試もそれくらいがボーダーラインでしょう。これを単純に5教科で平均をとっても40点ずつです。仮にどれか1教科で満点をとっても、残りの4科目で38点ずつです。どの科目も8割程度の完成度がなければ合格できる可能性は一気に低くなってしまいます。
もちろん、塾に来る生徒全員が県内でもトップクラスの高校である浜松北高を目指すというわけではありません。ですが、高校入試ではどの科目も学校のテストより当然難しくなりますから、苦手だからと言って避けていればぐっと点数は低くなりますし、得意科目だからといって必ずしも普段通りに点数が取れる保証なんかありません。どの科目でもきちんと勉強していなければ、思っているような点数には届かないように入試問題は作られています。
当然のことですが、苦手科目こそ時間をかけて一つ一つこなしていかなければなりません。人間誰しも苦手な科目、嫌いな科目、理解できていない単元はあります。
問題はそれをどう乗り越えるか。
苦手な科目で点数を上げるのは本当に難しいです。でも、当塾に通っている生徒であれば、それを乗り越えるためにここに通っているはず。そのことを踏まえて、一日一日勉強していってくださいね!