こんにちは!塾長の石割です。
いよいよ明日は中3の第1回県学調です!
いつもより少し早めにオープンしたところ、さっそく中3の生徒たちが来てくれました!
元も子もない話をしますが、
第1回県学調でいきなり結果を出せる生徒はそうそういません。
通常、部活動(特に運動部)の引退は7月・中体連です。
また、吹奏楽部のコンクールの都合上、吹奏楽部は引退が夏休み以降であることも多いため、
夏休みから受験勉強を本格的にスタートする生徒が大半であると考えられます。
そうすると、夏休みの勉強の成果がすぐ県学調で出せるかどうかという話。
我々学習塾としては、当然夏期講習や入試対策などで学調を視野に入れた対策はします。
当塾でも入試対策講座は県学調2回分を踏まえたカリキュラム構成を取っていますし、
中3の生徒全員に学調模擬テストを実施して、自身の受験勉強に役立てるよう指導しています。
ただ・・・実際にはそれですぐに成果が出せるというわけではありません。
そもそも、夏休みというわずか1か月の期間で、中学1・2年生の内容全て(数学は中3平方根まで)を、
高いレベルまで持ち上げられるかという問題があります。
通常の学校カリキュラムでも2年かかる内容を、わずか1か月で復習する。
今までの積み重ねができている成績上位者ならともかく、9割以上の生徒がこんなの十分満足にできるわけがありません。
現に、当塾の生徒たちですら、今日は早めに来て最終確認に徹しているのです。
じゃあ、何のための夏休みなの?何のための夏期講習なの?と思うかもしれません。
もちろん、塾としては売上UPのため・・・という理由もあるにはあるのですが、
夏休みに受験生に頑張ってもらう理由はただ一つ、
受験までにとにかく勉強する生活習慣を身につけさせるためです。
今年の夏休み、当塾の中3・受験生には、
「170時間勉強チャレンジ」と称して毎日塾で勉強するように指導してきました。
目的としては、夏休みにとにかく徹底的に勉強していくこと。
できるだけ2学期に入る前のまとまった休みの間に、1・2年生の内容の総復習を進めたいのも目的ではありますが、
なにより1日に何時間も勉強する習慣を身につけてほしいのです。
受験はとにかく走り続けなければいけません。
一時の油断もなく、常にフルスロットルで走り続けられるかどうかが、最後の結果を左右します。
2学期は学校行事もたくさんありますし、定期テストの回数も多いです。
どうしても油断して、「今日は勉強しなくていいか」となる日も多くなりがちです。
しかし、一回サボるとどんどん気持ちが緩んでいってしまい、それまで積み重ねてきた勉強が無駄になってしまいます。
また、中学生程度では実際にそうやってサボりの日を作る生徒もたくさんいるので、
そこで自分はしっかり踏みとどまって勉強に時間をさければライバルと差が付けられます。
そのため、2学期に立ち止まらず勉強することは、受験においてかなり重要になってきます。
2学期に入ってからも、ペースを落とさずに勉強し続けるために、
毎日何時間もの勉強をこなすことに慣れ、それを習慣化する。
それこそが夏休みに受験生が努力するべき最大の理由だと私は思っています。
また、夏休みに「塾だけで170時間も勉強できた!」という達成感や経験から自信が付けば、
2学期からの勉強も、夏休み以上に真剣に取り組めるようになると思います。
そういうわけで、夏休みに頑張ったんだから、きっと点数が取れるだろうと過度に期待はしないこと。
もちろん、全力で立ち向かって、できるだけ夏休みの成果を発揮できるように頑張ってほしいです。
しかし、第1回県学調の結果は、もし思うように点数に繋がらなかったとしても、そこで諦めたり悲しんだりしてはいけません。
中間・期末テスト、そして12月の県学調と、次々やってくる2学期のテストで、夏休みから続けてきた勉強の成果が反映されるようになってきます。
しかし、そのためには夏休みに努力するだけでなく、2学期も夏休みの勢いを維持して、一切立ち止まらずに毎日勉強し続けることが絶対条件です。
第1回県学調はあくまでも通過点。
全力で立ち向かうこと、そして、返却されたらすぐに分析し、第2回県学調に向けて意識を切り替えていきましょう!
まずは明日、中学3年生の皆さんの健闘を祈ります!