小学校6年生必見!最新の中1英語の実情

中1英語の準備はできていますか?

2020・2021・2022施行の新学習指導要領とは?

 

2020年度から、「新学習指導要領」が施行されました。

2020年度→小学校・2021年度→中学校・2022年度→高校 という形で、段階的に導入されています。

実際に授業を受ける生徒と保護者の皆様にとって、最も大きな変化は2つあり、

①英語

②プログラミング教育

が新しくなったことが挙げられます。

ところが今、①英語が実はかなり厄介なことになっているのです・・・

 

小学校での英語の指導内容はこう変わりました!

 

この学習指導要領で、小学校で習う英語のレベルがかなり高くなっています。

2020年度から浜松市で採択している英語の教科書「NEW HORIZON Elementary English Course 6」(東京書籍)のあるページをご覧ください。

 

 

なんとこの章、すでに一般動詞の過去形を使っているではありませんか!?

 

しかも、しれっとbe動詞の文も登場したり、現在形の文で頻度を表す副詞usuallyが登場していたりと、

今までの中学1年~中学2年1学期レベルの文が登場しているという恐ろしい状態・・・

しかも、他のページでは like + ~ing や want to ~ といった動名詞やto不定詞の表現も見られます!

 

これまでの小学校の英語は、せいぜい一般的な名詞やアルファベット、自己紹介といった簡単な内容の会話を、ALTと一緒に体験する程度の授業しかなかったのですが、

すでに教科書では文の書き方やライティングの練習などを行えるページが実装されています。

 

したがって、細かい文法は置いておいて、基本的な一般動詞・be動詞の表現を使いこなせることが、

現在の小学英語の達成目標になっているのです。

この時点で、「今の英語学習は難しい」ということを、保護者の皆様には強く認識していただく必要があると思っています。

しかし、本当に難しいのは、実はこの先なのです・・・

 

今の中1英語は難しい!準備不足だと置いてきぼりに

 

小学校の英語に中1の内容が下りてきている分、中学英語の内容がより高度になりました。

主な変更点は「覚えるべき単語の量」「習う文法事項の量」の2点です。

 

英単語

・高校入試レベルの英単語の量
  約1200単語 → 約1600~1800単語
・1年間に覚える単語の量
  約400単語 → 約500~600単語

文法事項

高校の指導内容から中学へ移行した内容
  ・現在完了進行形(中3)
  ・I wish 仮定法/If I could ~ 仮定法(中3)
  ・let/make/help + 原型不定詞(中3)

 

これだけでもかなりの難易度なのですが、問題は「中1英語へのしわ寄せ」にあります。

浜松市が2021年度から採択している「Here we go!①」(光村図書)を見ると、かなり難易度が上がっており、特筆すべきは

①Unit1に入る前に月・曜日の呼称や数字・序数の表記が加わっている

②Unit1の中に一般動詞・be動詞・助動詞canが一気に登場する

③Unit2~3までで、一般動詞の目的語になる動名詞・to不定詞が登場する

という、これまでの指導要領では全く考えられない謎構成。

これまでは、3つ目のユニットまででbe動詞・一般動詞の現在形の文や3人称単数現在形など、英語の基礎中の基礎を丁寧に固めるという方針でした。

ところが、現在では同じユニット内で助動詞や疑問詞、動名詞・to不定詞と、これまでなら1年生後期~2年生後期で習っていたはずの内容がいきなり登場するという、非常に理解しづらい構成になっています。

 

したがって、これまでとは授業スピード難易度も全く比べ物にならないほど増しているため、

小学校6年生の時点で一般動詞・be動詞の肯定文・疑問文・否定文をマスターしていることが必須なのです。

しかしながら、小学校の現場での英語指導はまだまだ想定通りの授業とはなっていないのが現状。

そのため、実際には英語の基本知識がゼロの生徒にいきなり中2レベルの文法を教えるというとんでもない状況になってしまい、

中1の最初に躓いたまま置いてきぼりで中学2年生を迎えてしまった生徒が急激に増えています。

 

また、小学校のうちにアルファベットや文の書き方を身につけ、be動詞と一般動詞が分かるということが前提となって授業が進んでいくため、

これまでならアルファベット簡単な一般名詞の確認、穴埋め問題程度の内容だった中1最初のテストは、

和文英訳並び替え・書き換え会話文・長文問題を出題するようなテストに変わっていきます。

そのため、最初のテストで大ゴケして、「英語難しいなぁ、苦手かも・・・」という印象が強く残ってしまい、

結果として英語がそのまま嫌いになって勉強しなくなる・・・ということも。

 

したがって、小学校から中学校へ進んだときの英語の難易度ギャップを埋め合わせ、中1最初のテストを高得点でスタートすることが、

中学英語攻略の重要なカギになっているのです!

 

中1ギャップに備える進学塾ROBINの小学英語

そこで、当塾では小学校5・6年生に英語のクラスを設けて、中学英語に向けて基礎を補強しています。

 

①アルファベット・ローマ字の表記・フォニックスを固める

言語の基本は「文字」と「発音」。この2つを固めるため、アルファベットの練習とフォニックスの訓練に重点を置いて指導します。

小学生の英語クラスでは、フォニックス用の教材を使い、発音練習と簡単な単語のライティング練習を中心に授業を進めます。

 

フォニックスを身につけることで、初めて見る単語でも読み方が想像できるようになったり、反対に発音からスペルを連想しやすくなります。

そのため、「あ、読める!」という体験を何度も繰り返して自信をつけることで、英語に対する心理的なハードルを下げ、英語学習に取り組みやすいよう誘導していきます。

また、表記から正しい発音で読める、または発音を聞けばおおよそ正しく書けるようになることで、英単語を暗記する際にも覚えやすくなります。

これによって、英語学習でもっとも苦痛になりがちな「英単語の暗記」がスラスラできるようになっていきます。

 

②小学校6年生の冬から中1「一般動詞とbe動詞」を予習して基礎固め

アルファベットの表記やフォニックス、簡単な一般名詞・動詞・形容詞などを覚えたら、

小学校6年生の冬から中1英語を先取りしていきます。

目標は一般動詞・be動詞の文を正しく使いこなせるようになることです。

 

実は、中学生でも英語が平均点以下の生徒は、ほとんどの場合一般動詞とbe動詞の使い分けができていないことが多いです。

しかし、英語を書けるようにするためには、これらの動詞を正しく使い分けられる必要があります。

ここが分かっていないと、そのあといくら新しい文法を勉強しても正しい英語を書くことはできません。

したがって、進学塾ROBINではここを重点的に解説・演習を進め、一般動詞とbe動詞を小学校6年生で身につけることを目指します。

 

 

「塾は小学生になってからでいいかな・・・」

「英会話に通っているから、英語は全然心配していない」

そんな保護者の方もいらっしゃるかと思います。

ですが、それでは太刀打ちできないのが今の中学英語です。

表現を知っている挨拶程度の簡単な会話ができるだけでは乗り切れません。

テストや入試では、文法を正しく理解し、長文や会話文の読解や英作文をしなければいけないからです。例えば、

I (私は) have played (する) soccer (サッカー) since (以来) I was (私は) a junior high school student(中学生).

とみれば、「私は中学生のころからサッカーをやっています。」と訳せます。

でも、「『あなたたちはどのくらいの間サッカーをしていますか?』を英語に直しなさい」という問題が出たらどうでしょう?

このとき、ちゃんと文法が分かっていれば英語に直せるはずです。

 

この文は相手に尋ねる文だから疑問文にしないといけない。

『どのくらいの間』って書いてあるから、文の最初は「期間」を尋ねる”How long”を置かないと。

ということは、この文の大体の構造は、

疑問詞”How long” + 完了形の疑問文「あなたたちは(ずっと)サッカーをしていますか?」

ここで、完了形の疑問文では”Have”を前に出して疑問文を書く。playは規則変化する一般動詞で、過去分詞はそのままedをつけて書けばいいから、後ろの疑問文は”Have you played soccer?”になる。

答えは”How long have you played soccer?”と書けば良さそうだ!

 

これが英語の問題を解くときに「思考する」ということです。

非常に簡単な文でしたが、実際にはこれができない生徒がたくさんいます。

一つ一つ積み上げてきた文法事項を適切に使いこなして文を読んだり書いたりしていくのが英語です。日本語で書かれた文から適切に文の形や構造、人称や時制、熟語の表現がないかどうかなど多角的に判断できなければ解くことはできません。

ですから、英語は、知っている法則や定理を適切に組み合わせて、順序だてて考えていく「数学」と、なんら変わらない解き方をしていく科目です。そのため、短期間で得点UPを目指すのは難しく、長い時間をかけて練習していく必要があります。

そして、その基礎として中学1年生の1学期の内容、特に一般動詞とbe動詞はしっかりと定着させなければいけません。その時間を確保するためにも、小学生のうちに中学英語の予習を始めて、余裕をもって準備しておくことが大事です。

 

置いてきぼりを防ぎ、入試に打ち勝つためにも、小学6年生の今から英語をスタートしましょう!

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