こんにちは!塾長の石割です。
公立入試までいよいよ残すところ14日になりました。
2週間後の今日は、公立に出願した皆さんにとって最後の大勝負ですね。
ただ、今日は一旦、私立単願にしてもう受験が終わった中3生に伝えようと思っていることがあります。
今年は昨年よりも生徒が増えて、うちの中3もだいぶにぎやかになりましたが、
中には私立単願受験だった生徒もいます。
で、そういう生徒が受験が終わってどうしているか。
そうです、相変わらず毎日勉強しに来てくれているんです。
公立高校を受験する他の友達がまだ頑張っているからというのもあるかもしれません。
ですが、受験が終わっても変わらず勉強をしに来ているということが、
その子が高校に入学してからも生き残れる可能性をぐんと上げているのは間違いありません。
偏差値順に並べると、静岡高校・浜松北高をはじめとして、
浜松市立、西、南、磐田南、袋井、掛川西、焼津中央、藤枝東、静岡東、静岡市立、清水東、沼津東、富士、韮山などなど、
西部から東部まで静岡県の上位校はすべて公立高校。
公立高校を目指す生徒が多い中、それでも私立単願を受験する生徒たち。
成績的に公立高校が厳しかったから?
部活で推薦があった、入りたい部活動があったから?
それとも・・・・
「私立高校のほうが丁寧に見てくれそうだから」
ですか?
それならまだしも、まさかとは思いますけど、
「中間の公立高校に入るよりも進学実績の強いトップ私立に入った方が合格しやすそうだから」
とでも思ってわざと私立単願に切り替えて、浜松学芸、浜松日体、浜松聖星あたりを受験したとか?
公立で中間層レベルにしかいけないなら、実績を見て私立に~とか考えて受験した方の保護者の皆さん、
私立入試が終わった今、あなたのお子さんは1日6時間以上勉強してます?
入試直前と変わらぬ熱量で中学の復習や高校の予習してます??
え?
してないって?
ハッキリ言いますけど、
そんなんじゃあなたのお子様が目指そうとしている大学なんか到底及ばないですよ?
なんか勘違いしていると思うんですけど、
難関大に受かる私立トップ層の子たちって、
中学受験組で入学してからずっと学年トップを走ってきた生徒か、
公立入試で受験に落ちて、その悔しさをバネにがむしゃらに勉強しているヤツのどっちかでしかないんですよ。
学力的に真ん中あたりの公立に行くより、上位私立の有名大学合格実績がよく見えるのは、
そういうメチャクチャ頑張っているごく一部の生徒たちの記録でしかないのです。
所詮は外れ値に過ぎないのであって、それが平均ではないということです。
どっちのパターンにしても、おそらく中3の段階で、
さっき挙げたレベルの県内トップレベル高校に合格できてもおかしくないくらい、
成績が優秀でしかも習慣的に勉強する癖がついているでしょう。
そういう生徒が必死で自分の人生のために頑張ったから成し得た実績ですよ。
「私立なら面倒見がいいから難関大学も受からせてくれる」?
「中学では散々だったけど、高校に入学したら挽回できる」?
高校の勉強って、そんな甘くねぇっての!!
中学の時にまともに勉強習慣がない、勉強嫌いなやつが、
ただ数字につられて上位私立に入ったところで3年後に難関大学なんか受かりません!
「私立は面倒見がいいから合格させてくれる」とでも思っているなら大間違いです。
公立高校入試がスタンダードの静岡出身の高校生が、
東京一工、地方旧帝大、早慶上理、GMARCH、関関同立などの難関大学を目指そうとしたとき。
我々の相手になるのは、
中高一貫6年のうち5年以内に6年分の内容を終わらせて、
最後の一年を浪人生と同じ量受験勉強して戦いに来る中高一貫校の生徒たちなんですよ。
一番手ごわいのは、地獄のような中受を戦い抜き、中高一貫が当たり前の首都圏の高校生たちですよ。
普通に高校生活過ごしていたらまともに受験で戦えないんです。
だからさっき挙げたような公立トップ校へと進学していくんですよ。
どんなに授業の難易度が高かろうが、宿題が多かろうが、テストや模試ばっかだろうが、
そうでもして努力しなければ全国の高校生を相手に戦えないんです。
難関私大や国公立大学以上を目指そうと思ったら、公立高校入試をやっている時点で遅れている。
それを補えるからこそ、上位の生徒たちは公立トップ校を目指したがるんです。
「中間レベルの公立より上位私立」と数字だけにつられて私立単願にした多くの生徒が、
私立入試の終わったこの2週間に何をしているか。
公立組より先に受験が終わった開放感で毎日遊びまくり、家庭学習ゼロ。
これでは何のために私立入試で終わらせたのか、
公立組より1か月早く受験から解放されているのか、
まったくもって時間と学費の無駄としか言いようがありません。
そもそも、高校入試が終わったくらいで遊び惚けているようじゃ、
高校が始まっても大して勉強しないに決まっています。
高校入試なんか、人生の中では所詮最初の通過点に過ぎないんですよ。
高校入試は確かに重要です。
でも、その先がもっと重要なんです。
高校入試は、その先のもっと厳しい道のりを耐え抜ける資格があるかどうかを中学生に問うための試験です。
公立入試に臨まず、あえて私立単願で浜松学芸や日体などを単願で受験した皆さん。
高校以降はもう義務教育ではありません。
ここから先どういう道を選択しようが、全て己の責任だということを肝に銘じてください。
腑抜けようが努力しようが、何をしようとあなたたちの責任で選べばいい。
しかし、その結果はすべて自分の人生に返ってきます。
これまでのように大人たちがせっせと動いてくれるような立場ではもうないのですから、
自分でよく考えて行動し、後悔の無いように一日一日を過ごしていってもらいたいと思います。