こんにちは!塾長の石割です。
今日も暑すぎませんか!?!?!?!?
暑さには弱い私ですが、最近出勤前からすでに身体がだるい・・・
まだ6月ですが夏バテ対策していこうかと思います・・・
今日は勉強の話なんですが・・・
ありがたいことに、以前勤めていた塾でも進学塾ROBINでも、
結構毎日塾に来てくれています!自習室利用で!
もちろん、当塾から塾生の皆さんにはお願いとして、
「テスト2週間前から毎日必ず自習室に来て勉強する」
「中学3年生は部活引退後は毎日塾に来て勉強する」
ということを約束していただいております。
で、自習室に勉強しに来てくれるのはいいのですが、問題はそのあとで・・・
そもそも自習室で勉強するメリットって何でしょうか?
「家ではだらだらしちゃうから」「友達もいるし勉強しやすいから」「メリハリがつきそう」
そういう方もいるかと思います。もちろん、それも知ったうえでお声がけしています。
ただ、当塾で言えば「勉強していてどうしても理解できないことに当たったとしてもすぐ質問できるから」
というのも一つのポイントかなと思っています。
自習室来た後の問題というのは、「塾で自習しているとき、ちゃんと質問できていますか?」ってこと。
そもそも、勉強していてわからないことっていくらでも出てくるでしょう。
質問がなかったら、むしろ何を勉強しているの?って言いたいんです。
例えば問題集に取り組むときは、問題に対して自分なりに思考するのはもちろんなのですが、間違えたらなぜ間違えたのかを分析しないといけません。自分の答えと模範解答を見比べたり、自分の解答プロセスに自分の思い違いや勘違いしているポイントがないかを一行一行見ていったり、そんな地道な作業が一番大事なんです。
その中で、自分の間違いはただのミス(例えば簡単な計算のミスなど)なのか、それとも理解できてない部分や覚え間違えていることがあったのかどうかを分析していく。そうすると、やがて「あれ?ここってこの公式は使えないの?」とか、「この方法で解けると思ったのに何で値が違うんだろう?」とか、「この文法で表現できないのかな?」とか、自分の考えと導いた答えに対してそういう疑問が出てくるのが普通だと思います。だから、よほど勉強が得意な生徒でなければ質問しないことのほうが私たちとしては不安です。
ここで聞きますが、みなさんは何のために問題集などを解いて練習していますか?
もちろん、覚えているかどうか、理解しているかどうか、文法や公式は使いこなせるかどうか、あらゆるパターンを知っておきたいとか、それもありますけど、
いろんな問題を解いていく中で「自分が理解していることに誤りがないかどうか」を確認するということも含まれていると私は思います。それを意識していかないと、自分の理解度を把握できないと思いますから。
だから、質問が全く出ないとすると何を勉強しているんだろうって思うわけです。
本来は、本当は私たち講師が説明するのなんか最初の授業の時だけで良くて、あとは自分たちでできるなら一度も質問しなくたっていいと思いますよ。
でも、現実には一度の解説を聞いたらあとは全部自分でできる生徒はなかなかいません。それが初めからできるなら塾なんて来なくていいはずでしょう。
分からなかった問題や間違えた問題があったとき、解説を読んで、書いてある通りの解き方をただ赤ペンで書き入れて満足するんじゃだめです。自分の答えは何を間違えてなぜダメなのかちゃんと分析して、疑問点が出たら必ず質問して解決するようにしてください。決して、「こういう問題の時はこの解き方をするんだ~、へ~」って解き方をそのまま覚える、なんてことはしないでください。解くときも間違いを直すときも自分で考えるように!
そして、間違える以前に全く解き方が分からなかったのなら、解説の一行一行を実際に解きながら手を動かして確認しないとだめです。解説もスペースの関係上、簡潔になりすぎていて飛躍している部分は少なからずありますから、途中計算も自分でしたり、解くために必要な情報の根拠を問題文や図・表・グラフなどから探したりしながら、「実際に解くときはこうやって考えていくんだ」というのをまずは追体験してください。もちろん、全く分からなかったのだから、その解き直しの中でも疑問点が生じることは十分ありえます。疑問点は質問して解決しながら、とりあえずまずは最後まで解くこと。そして、その間違えた問題や解き方が分からなかった問題は自分で解けるようになるまで何度も解きなおしていってください。こうして一つ一つの単元の理解度を上げていき、繰り返し解いていくなかで正答率が上がっていけば、そこで初めて自分がしっかり理解したということではないでしょうか。
テストで高得点を取りたいのなら、出題範囲の全ての単元でこれをしなければなりません。
だから、点数を上げることは生半可な努力じゃ達成できません。
やらなきゃいけないことはとにかく多い。自分の弱点とは徹底的に向き合わないといけない。
勉強が苦手な子ほど他人の何倍、いや何十倍も何百倍も努力しないと点数は上がらないというのはそういうことです。
テスト前にページ数を決めて計画的に勉強する生徒もいると思います。やり方は悪いとは思いません。
でも、そのページはちゃんとやったその日に全て理解して次に行ってください。ただ問題集を埋めて満足しているなら圧倒的に勉強量が足りない。
それから、自習室で漢字や英単語の書き取りなどの単調な作業になってしまう課題をやるのはお勧めしません。
せっかく塾に来てそれをするのはもったいないです。それは家でやるとか休み時間にやるとか、もっとスキマ時間で有効にやりましょう。
理科・社会の赤シートを使った暗記や一問一答も同じです。まとまって勉強時間が取れないスキマ時間に毎日毎日やる方が効率的に時間を使えるのでおすすめです。(私は中学時代に休み時間や家でトイレに入っているときや寝る前などに毎日やっていました。思っている以上に使える時間は多いので、重要語句などはかなり定着すると思いますよ!)
塾を使っても今までと同じペースで勉強したって成績は上がりません。使える時間は可能な限り使って勉強に臨むんです。テレビ、漫画、ゲーム、YouTube・・・普段のそういった娯楽や余暇の時間を削ってでも時間を確保するくらいでないと、成績を上げるなんて夢のまた夢。自分と向き合って誰よりも努力する。その覚悟ができた生徒のために私たちがいるんです。それを肝に銘じて勉強しに来てください。