こんにちは!塾長の石割です。
今朝、台風4号が温帯低気圧に変わりましたね。
台風だと休校にしないといけないかなぁと予定を考えていましたが、
どうやら大丈夫そうで一安心しています(生徒は残念かもしれませんが(笑))。
とはいえ、大雨・強風にはもうしばらく警戒して、気を付けてお過ごしくださいね!
さて、中体連が進んでおりますが、勝ち残ってまだまだこれから部活が大変になりそうだ!という生徒もいれば、
敗退したからもう引退してこれから受験勉強だ~!という生徒もいると思いますが、
部活のあるないにかかわらず、そろそろ受験勉強を始めていかないとかなり出遅れてしまいますよ!
当塾ではご存じの通り、
「テスト2週間前からは毎日塾で自習」「受験生は部活引退後は毎日塾で自習」
という2つのルールを定めています。(中学生のみ)
受験生なら毎日勉強するのは当たり前のこと。
3年生の学習内容は3年間の中でも難易度が高く、当然ながら勉強量を上げていかないと厳しくなります。
しかし、受験では中学1・2年の内容も出題されるので、この範囲の復習もしないといけませんよね。
しかも、それら3年間の内容を、入試問題のレベルで解けるようになるまで勉強しないといけません。
それって、今までのように学校の宿題やテスト前の勉強程度の学習量でカバーできますか??
その程度の勉強でも入試なんて楽勝という生徒は成績上位者でもまずいないと思います。
おそらく、3年後にあっさり東大に合格できるくらいの神童でもないと無理だと思います。
しかも、中学1年生の時から常に成績上位クラスをキープしているのであればまだしも、
今までのテストで中堅~下位クラスであれば、カバーすべき勉強量ははるかに多くなります。
上位者ですら毎日毎日勉強しているのに、今までの勉強の中で取りこぼしが多かった生徒が、毎日勉強しなくても志望校に行けますか?
ハッキリ言ってそれは無理です。
最初からかなりボーダーラインの低い高校を目指すから別にいい、というのならできるかもしれませんが・・・
高校受験は甘くないです。大学受験と比べたら大したことはないかもしれませんが、それでも難しいものであることは変わらないです。
本気で行きたい高校に行くのであれば、今までの勉強量では甘いということを認識してください。
ただ、それでも人間そう簡単に変われるものではありません。
勉強がめんどくさい、つらい、やめたい、やりたくない・・・その気持ちは否定しません。
そもそも、私は生徒たちに「大人はみんなそれを乗り越えてきた、だから君たちもやらないと」と偉そうに言うつもりはありません。
実際にこれを乗り越えられなかった大人だってたくさんいるからです。
行けるところに行けばいい、と言ってとりあえず行けるところで受験した人もいるし、
最初から勉強は諦めて私立単願で受験する人もいるし、
勉強は頑張ろうとしたけど途中で諦めた人だって少なくないでしょう。
意識1つで変われるほど人間は強くないんです。そして、それは大人になっても変わらない。
もともと人間の心理に刷り込まれている「現状維持バイアス」というものがあります。
「変化」に対して、それによって得られるリターン(得)よりも、失うリスク(損)のほうに過敏に反応してしまい、結果リスクを恐れて、無意識に現状維持しようとする心理のことを言います。
これがある以上、人間には「決意」や「意識」、「根性」なんて曖昧で抽象的なもので現状を変えるなんて不可能です。
できるとしたら、よほど強いきっかけや価値観がひっくり返るような出来事でもないと無理です。
大人ですら、現状に悩んでいるのに今の習慣や環境を変えられない人は多いです。
仕事が辛いから転職したいけど、自分に何もスキルがないから仕事なんて見つからないだろうな・・・
大人になって友達と価値観が合わなくなってきたけど、悪い人じゃないから一応付き合いはしようか・・・
太ってきたから食事制限しないと健康に悪い、でもラーメンとかカレーは食べたいし、ダイエット食じゃお腹すいちゃうし・・・
周りから見たらそんなことでくよくよしていないで行動すれば?と思うようなことでも、いざ自分がこの状況になるととっさに行動して環境を変えられる人はいません。
これは現状維持バイアスが働き、環境や習慣を変えられないよくあるパターンです。
さて、この状況を中学生の皆さんにあてはめたらどうでしょうか?
勉強しないといけないのは分かっていても、なかなか机に向かうのは厳しいのではないですか?
勉強した方がいいということはわかっているけど、ゲームやYouTubeのほうが楽しいし楽だからそっちに流れてしまいませんか?
今までは宿題とテスト勉強くらいしておけばよかったのに、急にゲームもYouTubeも漫画もテレビも制限して毎日勉強しろ!って言われても、絶対やりたくないですよね。
たとえそれが自分の将来にとって大きな影響を与えることであっても、です。
普段から勉強する習慣がない生徒ほどなおさらやれません。勉強嫌いな生徒ほど勉強しなければいけないのに、実際はそういう生徒ほどますます勉強しようとはしません。そういう生徒にとっては、受験という大事より、これから勉強をしていかなければいけない苦痛や、勉強に時間を割けば友達と遊んだり好きなゲームに打ち込む時間を失うことに敏感に反応してしまいます。
では、どうしたら勉強するようになるか?
自分ではどうにもできないのだから、「強制」する以外に方法はありません。
強制する方法はいくつもありますが、中学生の勉強であれば、「勉強しなければいけない環境に身を置く」のがいいでしょう。
冒頭にも話した「強制自習のルール」は「現状維持バイアスへの打開策」の一つでもあります。
「強制的に自習させる」という環境の中に放り込まれたら、否が応でも勉強するしかない。
塾に通い始めたばかりであればかなり苦痛なことだと思います。
でも、そこで勉強を頑張っていくうちに、どこかで嫌がっていた勉強に対して向き合えるようになります。
今まで指導してきた生徒にも、この「毎日自習する」というルールを守ることを約束してもらい、毎日通って勉強してもらいましたが、そんな環境でもみんな楽しく一生懸命勉強していたと思います。
進学塾ROBINはやらなければいけない勉強をやるための塾です。
部活を引退してこれから受験勉強だというお子様がいる保護者の方、
子供がなかなか勉強しないとお悩みの方、ぜひ一度私どもにご相談ください!
一緒に受験に向けて私たちと頑張っていきましょう!