こんにちは!塾長の石割です。
以前からたまに記事に書いていますが、
そろそろ春期講習のチラシを~という時期なのもあって
改めて「中1英語が難しい問題」をもう一度考えてみようと思います!
そもそも、ことの発端は昨年度からスタートした新学習指導要領。
これでまずびっくりするのは「中学3年間で習う文法」と「中学3年間で覚える単語」の量が増えていることです。
文法で言えば、今まで高校で履修していた現在完了進行形、仮定法、使役動詞+原型不定詞が中3に降りてきました。
単語はと言うと、高校入試レベルが1200語程度から1600~1800語程度まで増えています。
指導内容が増えたことで全体的に英語の授業のスピードが上がっており、
今までならアルファベットや発音から丁寧に進めてきた中1の1学期の授業も、
いきなりbe動詞と一般動詞を同じユニット内で一気に習うようになってきました。
そのせいかbe動詞と一般動詞を正しく使い分けられないまま授業が進行するという最悪の結末が・・・
現在の2年生も、基本となるbe動詞と一般動詞がそもそも使いこなせていない生徒が少なくありません。
仮に抜け出せても、疑問文や否定文、3単現(3人称単数・現在形)のsなどが矢継ぎ早に繰り出されて
そこで頭がパンクしてしまった生徒もかなり増えているように感じます。
当塾も何人か中2の生徒たちがいますが、
塾に来て初めのころは、昨年度新課程1年目にしてかなり手痛い洗礼を食らったんだろうな・・・と実感しました。
(それでも入塾後の2学期はかなり点数を改善できたので、この調子で頑張ってほしいですね!)
この「英語が難しい問題」、学習塾業界ではかなりの衝撃が走ったんです。
実際に、昨年度の5月の1学期中間テストの時点でbe動詞・一般動詞の理解が前提の会話文問題が出題され、
教科書本文を使わず、初見の長文問題を出題してきた学校も。
しかも、これ中高一貫校とか私立中学じゃなくて、公立のフツーの中学校ですよ!?
今までだったら、選択問題とか穴埋めとかくらいで、あとは月とか曜日とかのスペルくらいしか出題されなかったテストが、
当たり前のように会話文読解や長文が出題されるなんて恐怖でしかないですよ!
あくまでも一部の話なので、必ずしもすべての学校でこうなのかと言うことはないと思いますけど・・・
しかしながら、浜松では1学期中間試験がなく、6月の期末試験が最初のテストになりますから、
授業進度を考えれば、なおのことbe動詞と一般動詞の使い分けはできるのが当たり前で出題されるようになります。
むしろ2ヶ月分の実力を問うことを念頭に出題形式や出題範囲を考えると、
中間テストがある地域よりも難しいものを中学1回目のテストでやらなければならないのです!
もうね、「英会話通ってるから大丈夫でしょ」とか、「中学に上がったら塾探そうかな」なんてね、
そんなレベルで中学英語に立ち向かうなんて片腹痛いわ!!って思います。
冗談抜きで無理です、ほんとに。
それでもついていけるのってかなり理解力と記憶力に長けた生徒だけで、
学年トップ層以外の生徒だったら全員挫折しますよ。
「いやいや、小学校で英語必修になったからその分だけ前倒しで勉強しているじゃん」
と思う方もいるでしょうけど、
小学校の英語ってそんなにフォニックスとかアルファベットしっかりやってますか??
「ALTと楽しく英語!いぇい!歌うたおう!英語のゲームしよう!」
みたいなレベルでしか今まで英語やったことないから、新課程でもまだそれくらいしかやってない小学校がほとんどですよ。
とてもじゃないですが、単語や文をほかの科目の授業と同じレベルで書くことなんか全然ないですから。
「楽しく勉強!」っていう環境から「英語の文は主語+動詞+~で構成されていて・・・」みたいな環境にいきなり変わる上に、
そこで求められているレベルがこれまでと断然違うんです。
そういうわけで、中学3年間英語で苦しみたくなかったら、
小学6年生である程度英語の基礎が身についていることが望ましい。
それが今の学習塾業界のスタンダードになりつつあります。
当塾では特に英語と数学に重点を置いているので、
基本的に小6の冬からは文法の予習や単語テストの開始、数学では計算力の強化や正負の数の予習などにシフトしていきます。
まずは初めのテストでいい点数をとることが第一です!
逆に言えば、ここで点数が取れないということは3年間の数学・英語は死んだも同然ですから・・・
というわけで、現在小6の皆さんはもちろん、
今年度英語や数学で痛い目を見た中1・中2の皆さん!
ぜひ進学塾ROBINでその遅れを取り戻しましょう!本気でやればまだまだ受験には間に合いますからね!!
中学進学で不安な生徒・保護者の皆様、ぜひお気軽にご相談ください!