中高生の英語力

こんにちは!塾長の石割です。

 

 

 

先日、中高英語力に関するこんなニュースが出ました↓↓

「中高英語力、政府目標届かず 向上続くも50%未満―文科省調査」

 

この記事によると、

「中学3年生で英検3級相当、高校3年生で英検準2級相当の英語力を達成できている割合が政府目標の50%に届かなかった」

とのことですね。

 

このブログでもたびたび書かせてもらっている通り、

中学生、特に1年生の英語がかなり難化している状況にあります。

 

これまでなら半年ほどかけて習得していたbe動詞、一般動詞、疑問詞、canが全て1学期に降りてきて、

しかもbe動詞・一般動詞・can全てUnit1に内包されるという超特急カリキュラム。

 

これ、小学校の英語で基礎ができているよねって前提なんですが、

現実の小学校の英語は文法解説ナシ&従来どおりの「えいごであそぼ」スタイルであるため、

実質英語知識0でいきなり半年分の英語を詰め込んでいるという鬼畜仕様・・・!!

 

まあね、そりゃ分からなくなる生徒いっぱい増えますよ・・・

 

 

ただ、記事中のグラフを見ればわかるのですが、一応中学生も高校生も、達成率は上昇傾向にあります。

年々子供の数が減っていく中、子供一人にかける教育費の割合は増加傾向にあることや

グローバリズムを意識して英会話などに力を入れている保護者も増えてきているというのもあるのかな?

と思ったりもしますが、現場の体感では、年々英語の苦手な生徒が増えているような気がします・・・

特に、このグラフには「教員判断」「資格取得」の2枠があり、

資格取得=実際に能力があることが確認できているのは30%にも満たないのが現状です。

 

特に、ここ数年の学校のテストでは、英語だけでなく他の科目についても、

問題集や教科書そのままで出題され、初見のチャレンジ形式の問題などは一切ないことが多いため、

教員がこれで英検取得に相当すると適切に判断できているかどうかは未知の領域です。

実際には応用問題や入試過去問からの抜粋のような高配点の問題を設定したくても、

それだと生徒たちがあまりにも点数を取れず、成績評価ができなくなるため、

同じ指導科目の教員たちで作成したテストを確認して、難易度を下げたりする学校も少なくないのが現状です。

したがって、私としては、この49%という値が信ぴょう性を十分持っているとは、残念ですが考えらません・・・

 

 

とはいえ、そんな昨今の中学英語に対して、当塾も対策していないわけではなく、

小学生のアルファベット・フォニックスの学習を土台に、早めの中学英語スタート

中学生以降は文法解説や和文英訳の練習で英語を「理解」するために授業と問題演習を行っております。

 

英語は毎日の積み重ねが物を言う科目です。

毎日のちょっとずつの取り組みがやがて大きな山を作っていくような、

そんなイメージで泥臭く積み重ねていく必要があります。

順序良く身につけること、そして、日々の小さな努力を継続する仕組み、そこに重点を置いて指導しています。

 

新学期がスタートし、いよいよ1学期期末試験が近づいてきましたが、

「もうすでに中学の英語はちんぷんかんぷんだ・・・」と嘆いている中学生や保護者の皆様、

進学塾ROBINで遅れを取り戻していきましょう!

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