こんにちは!塾長の石割です。
ちょっとのことかもしれませんが、
この塾ではテストや課題の採点基準が厳しいことがたくさんあります。
特に英語。
例えば、noteとbookの間がわずかでも広く空いているものは×にします。
ピリオドやクエスチョンマークの欠落、コンマとピリオドの見分けがつかないもの、
違うアルファベットに見えるような崩れた書き方、大文字と小文字のサイズ感などなど、
きれいに書けていないものは全てきれいに書くようにさせています。
「そんなところまで厳しいの?」
と思う方もいるかもしれませんが、私に言わせれば、
成績が良くない生徒は十中八九そこをスルーしています。
気にも留めていないような生徒がほとんどです。
よく、「基本はできるけど、応用が苦手で・・・」と最初の面談で話される方がたくさんいますが、
そういうケースも正直申し上げて、120%基礎からできていないです。
理由は簡単で、「基礎」だと思って舐めてかかっているからです。
土台が不安定なのに、仮組みの段階で完成したと思い込んでいるからです。
些細なことの積み重ねが、最後には大きな差になって現れるものです。
成績が低いのは応用問題に弱いからではなく、
基礎が入っていると勘違いしていて本当は基礎ができていないからです。
小さな事を気にしないようないい加減さと、基礎を徹底的に叩き込もうとしない面倒くさがる性格は成績に直結しますから。
では、どこまでが基礎で、どうできていないのかという話をしましょう。
一番わかりやすいのが英語ですね。
意外と出くわすのがbとd、pとqを書き間違えるというケース。
「そんなことあるか?」と思う保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、
そういうミスをしてくる生徒は皆さんが思っているよりはるかに実在します。
それに、音読させると全く見当違いの読み方をしてくるケースや、
英単語テストでひどいスペルミスが散見されるケースも同様です。
要するに、「自分は基礎はできている」と勘違いしている方は、
「I am Mary. とか、I like soccer.くらいは分かる!」と思っているのかもしれませんが、
アルファベットの書き方やフォニックスが身についているかのレベルからやり直せ
という話です。
そして、基礎レベルだと思っている文でも、文構造や文法的に正しい説明ができませんから、
文法を無視した和訳を平然と書いてきます。
She studies English every day.
という文を、
「彼女は毎日英語の勉強をする」と訳してくるようなら、
単語だけ見てフィーリングで訳を作っているので文法や語順、文構造は理解できていないのが丸わかりです。
「いや、意味は変わらないでしょ」と意見される方もいるかと思いますが、
中学校においては和訳の問題は「すべての単語の意味をしっかり含み、文法・文構造にのっとった和訳である」ことが求められています。
その環境であえて内容があっていて文法的に正しく訳せていない文を書いてくる生徒はまずいません。
それに、文法や文構造を正しく把握した和訳を書けない生徒は、
これが現在進行形や過去形、現在完了形の継続用法などになっても、同じ訳を書いてくる場合がほとんどです。
結局は習った文法が全然理解できていなかったりするものです。
だから和文英訳をやらせれば一発で英語が分かっているかどうかあぶりだせます。
こういう「自称・基礎はできる」生徒は、
進行形や受動態でもないのに当たり前のようにbe動詞と一般動詞が混在する文を書いてきます。
皆さんが思っているような「基礎」である、「be動詞と一般動詞」の内容すらできていないのです。
これは数学や国語はもちろん、理科や社会に至るまで、
全ての科目で同じようなことが言えます。
細かいと思うようなところも、徹底的に訓練してしっかり身につけていくこと。
「基礎」だと思っていることを、ひたすら練習して土台を完璧に固めていくこと。
小さいこと一つ一つの積み重ねですが、それができるかできないかが成績を左右していると思いますね。
自分のお子様を見て、「いまいち成績が上がっていないな」と思われた方、
特に、「塾に通っているはずなのに・・・」という思いを抱いている方、
ちゃんと自分のこと、自分のお子様のことを分析できていますか?
その塾、今のお子様の学力や課題に本当に合っているのでしょうか?
今の学習方針自体、自分の実情にあっているのでしょうか?
もし、思い当たる節がありましたら、ぜひ進学塾ROBINまでお気軽にご相談ください!