正しくマル付けできている?

こんにちは!塾長の石割です。

 

 

 

夏休みももう終わりに近づいていますが、

同時に中学3年生は県学調も近くなっています。

塾では学調模擬テストと入試対策講座の問題集を使って復習を進めています。

 

 

毎年いろいろな生徒を見ていて思うのですが、

成績があまりよくない生徒の大半が、

「マル付けをする」 「解説を読む」 「解き直す」

ということを、かなりないがしろにしているような気がします。

 

間違っている問題にマルをつけているような、テキトーなマル付けをするような中学生は

さすがにいないとは思いますが・・・

間違えた問題をどうとらえているかがカギになりますね。

 

 

まず、間違えた問題に対しては、

①解説を真剣に読み、1行1行確実に理解しながら読み進めていく

②解説が簡易的なものは、省略されている計算過程なども全て自分で実際に解いてみて確認しながら解説を読む

③解説を読んで理解できたと思ったら、模範解答や解説を見ずにもう一度自力で解く

④もし詰まってしまったら解説をもう一度読んで理解し、解きなおせたら詰まったところに戻って復習する

⑤時間をおいてもう一度解いてみて、それでも解けるかチェックし、解けなければできるようになるまで③~⑤を繰り返す

最低でもどの科目もそれくらいのことはしてほしいのです。

 

しかしながら、成績の上がらない多くの生徒が、

答えを確認して、解説や計算過程を書き写して満足しているというパターンが多いです。

 

書き写して満足するのではなく、考えながら丁寧に読み込んでほしいのです。

自分が何をどう間違えたのか、実際はどう考えなければいけなかったのか、

自分の解き方ではどこで理論的に間違いになってしまうのか、

解説と違った解き方をしていてもちゃんと答えが出せたはずなのか。

間違えた問題を分析して次につなげることが大事です。

 

とりあえず正答を赤で写せばOKというマル付けをしている生徒は、

いくら時間をかけて勉強してもテストの点数が上がることはありません

 

それから、もし仮に解説を読んでいたとしても、その後の解き直しをしない生徒もよくないですね。

成績の低い生徒であるほど、基本事項を覚えていないことも多いので、

解説を読んで分かった気になっていても、実際に同じ解き方が再現できないことはよくあります。

「地熱発電は火山活動の盛んな新期造山帯に多いので、アルプス・ヒマラヤ造山帯にあるインドネシアを選ぶ」

とだけ解説に書いてあったとしても、

「地熱発電という発電方式が何を利用してどう発電する方式なのかわからない」

「アルプス・ヒマラヤ造山帯、環太平洋造山帯が何なのか覚えていない」

「インドネシアが地図上でどのあたりにあるのか知らない」

のでは、翌日同じ問題を解いても答えは分からないでしょう。

それでは解説を読んだところで、その問題に対して完全に理解できたことにはなりません。

反対に、解説を真剣に読み解き直しをすることで、

その問題に対する理解を深めるだけでなく、自分が何を復習すればよいかも見えてきます。

解説を読み込んでない、解き直しをしていない勉強は、ただのパフォーマンスでしかないのです。

 

そして、これ以外に厄介なパターンとしては、

「間違えた問題やつまずいた問題にマルをつけている」

というパターン。大きく分けると、

①答え合わせをした際に、間違えた問題は消し、正しい答えを写してマルをつける

②解いている途中で詰まってしまったので、解説や例題をヒントとして見ながら解き、その後何もなかったかのようにマルをつける

の2つのパターンが考えられます。

 

これらに共通している問題は「自分の弱点を見えなくしてしまう」ということです。

勉強は「できないところをできるようにすること」「理解できていないところを理解できるようにすること」です。

ですが、これをしてしまうと、自分が分かっていないことやできていないところが分からなくなってしまいます。

結果としてすべての問題にマルがつくので、一回解いただけでできた気になってしまいがち。

でも実際はちゃんと理解できていないので、同じような問題が次に出てきても解き方を再現できない。

 

こういうパターンの生徒が意外と、

「問題集を解いているときはできているのに、テスト本番になると解けない」

と相談してくれることが多いです。

しかし、自分ができない問題の分析や苦手な問題の反復練習をする機会すら自分で手放しているようでは、

テストでちゃんと解ける実力を身につけられるはずがありません。

 

解けなかった問題ばかりでノートが埋め尽くされるのが嫌なのか。

できない問題と向かい合う勇気がないのか。

マルばかり並んだノートを作ることがいい勉強だと思っているのか。

その心理は一人一人違うでしょうが、いずれにしてもそんな勉強ばかりしていても成績は上がりません。

成績を上げたいなら、できない自分としっかり向き合って一つ一つ地道に解決することです。

 

塾に通っていない生徒の場合は特に、他の誰かに勉強方法を確認してもらいフィードバックを受ける機会がないため、

なかなかこの癖が抜けない生徒も少なくありません。

もし、保護者の皆様が「勉強はしているはずなんだけど、いまいち成績が上がらないのよね・・・」と思う節がありましたら、

一度塾や家庭教師、学校の先生など、その道のプロのアドバイスをもらうことも有効ですよ!

 

勉強方法以前に、なかなか勉強しようとしない・・・という方も、

ぜひ塾を検討してみてくださると良いと思います!

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塾の本当の役割とは何でしょう?
それは「成績を上げること」と「そのために必要な勉強をさせること」です。
成績が上がらない生徒の多くは勉強した「つもり」になっているだけ。それではテストでいい点は取れません。本当に必要な学習量は一人一人違います。ですが、成績が上がっていないのなら、それは自分にとって必要な勉強がまだ足りていないからではないでしょうか。
私たちが提供するもの、それはわかりやすい授業だけではありません。本気で成績を上げたい生徒たちにガンガン勉強してもらう環境です。
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