こんにちは!塾長の石割です。
いよいよ明日は私立高校入試1日目です!
開校とほぼ同時ですが、さっそく受験生が自習しに来てくれています。
前日だからか、いつも以上に緊張感のある雰囲気が漂っています。
よく、受験前日は何をしたらいいか?という質問を毎年されますが、
むしろテスト前日って今まで何していましたか?と思うんですよね。
これは受験生以外の学年の生徒にも共通していますが、
テストの前日の勉強ってむしろ何をしていますか?という話。
前日で一気に詰めるという人もいるでしょう。
基本事項の確認やいつもやっている暗記ものを一通り確認するだけという人もいるでしょう。
なかなかできなかった苦手な問題や分野をもう一度解きなおすという人もいるかもしれません。
ちなみに、私は中学生の頃、テスト前日は真ん中のやり方でした。
最終日は総点検日として、やってきたことがきちんとできているかのチェックをする日にしていました。
(宿題のワークのやり漏れがないかをチェックするためでもありましたけど・・・)
おそらく、多くの先生方もこのやり方で指導すると思います。
結局のところ、入試はいくら対策していても前日で急に大きく結果を変えられる手段がないんですよね。
学校のテストのほうが範囲が狭いのでまだがむしゃらに勉強して当たる可能性はあるんですけど、
入試レベルの問題では、そんなことしてもどうせ解けっこないんですよね。
受験の前日、あるいは数日前など、本当に直前の直前まで来たら、
「ここまで積み重ねてきた勉強の日々を信じて、
今まで普通にできていたことが本番でもしっかりできるようにする」
もうこれしかないと思うんですよ。これに尽きると思います。
本番の緊張感や焦りで頭が真っ白になるリスクは十分にあります。
しかし、受験とは本来、そのような緊張感や焦りに負けないレベルで学力が身についているべきもの。
今まであまりできなかった問題を確認するくらいなら、
今までできていたこと、わかってて当然だと思うレベルの問題や知識が、
本当にしっかり身についているのか?覚えられているのか?
それを入念に確認して、
「よし、ここまでやってきたんだからきっと大丈夫!」
そういう心構えで臨んだ方が、本番の緊張の中でもきちんと力を出してこれるのではないかと思います。
逆に、テストの直前で難問や今までできなかった分野の復習をしようとしたら、
「明日入試本番なのに、全然わからない!どうしよう!!」
と余計焦ってしまい、入試当日に試験開始前から余計な緊張状態に陥るだけなのは目に見えています。
だからこそ、前日はもうじたばたせず、淡々とやれることをしっかりやっていくしかないと思いますね。
そもそも、受験の問題は100%の解答、満点を取らなければ受からないものではありません。
もちろん、大前提として、「どのような問題でもきっと大丈夫」と言えるレベルで復習すべきではありますが、
入試の得点をきちんとボーダーラインに載せられるようにするためには、
「落としてはいけないところがきちんと取りきれているか」のほうがよっぽど重要です。
苦手な関数を今から復習する、証明問題が不安だからやってみる、など難問に手を出すような勉強ではなく、
今まで解いた過去問の、最初の計算問題や小問集合がスムーズに溶けるかどうか確認しておこうとか、
確率や資料の活用はできるかどうか、一通りの作図はできるかどうかとか、
基本的な問題の確認をして、今まで普通にできていたことが明日も同じように発揮できることをしっかり確認した方がいいんです。
学力だけでなく、健康状態、そしてメンタルの調整も受験生にとっては大事な武器なのです。
勉強だけでなく、明日の朝起きてから入試開始までの動きを確認する、
前日のうちに忘れ物がないよう荷物をまとめておくなどもきちんとしておきましょう!
当塾にとっては開校から2回目の受験です。
今年の受験生もここまで本当によく頑張ってくれたと思います。
しかし、ここからが最後の追い上げ。一番忙しく大変な時期になります。
我々も最後まで一緒に全力で走り抜けていきたいと思います!