こんにちは!塾長の石割です。
夏期講習のお問い合わせが地道にですが来ています!
中学2年生は残席十分にありますが、小学生と中学1年生は残り僅かなのでお早めにご連絡ください!
さて、先日中学3年生には1回目の学調模擬テストを配布しました!
まずは今月中には一通り時間を計って解いてみるよう伝えています。
最初はきっと歯が立たないと思いますが、
しっかり解き直しをし、苦手な単元は夏のうちにバッチリ練習して、
きちんと準備して県学調に臨んでください!
そんな夏ですが、
私から一つ提案させていただきたいと思います!
ずばり、夏休みの勉強は綿密に計画を立てずにどんどん勉強してください!!
「え?県学調があるのに、計画立てないで勉強するの?」
と思った方もいるかもしれません。
でも、「計画を立てない」といっても、何も闇雲に勉強しろというわけではありません。
この夏、特に受験生はガンガン勉強すると思いますが、こうしてみてほしいという一つの提案です。
まず、計画を立ててはいけない理由からお話しします。
受験においてはもはやバイブルともいえる、漫画「ドラゴン桜」では、
夏休みに勉強の計画を立てない方が良い理由をこのように説明しています。
計画というのは、立てるときはわくわくするもの。やる気に満ち溢れているものです。
中学生も学校でテスト計画を立てて勉強するよう指導されるはずですが、
「今度のテストこそは!」と意気込んで計画を立ててみると、なかなかうまくいかないこともあります。
部活で疲れて思ったように勉強できなかった、練習試合などで勉強の予定が狂ってしまった、
体調が悪くて、友達に誘われて遊びに行って、家族と出かけて・・・・
などなど、予期せぬところで遂行できなくなることも多々ありますよね?
意気込んで立てた計画にはときとして「これくらいやれるようにしたい!」という願望が含まれますから、
思うように進まなかったり、予期せぬアクシデントで未遂に終わってしまうと一気にモチベーションが下がります。
大人で例えれば、ダイエットしようと思ってランニングマシンを買い、「10㎞分は毎日走るぞ!」と意気込んでも、
運動習慣がなく太って重たい体でいきなり10km毎日走るのはとても難しいでしょう。
結局計画は頓挫して、そこで挫折して諦めてしまう人はたくさんいるはずです。
かといって、ハードルの低い目標を設定してはいけません。
「今日やらなくても明日まとめてやればいいか」と甘えが出てしまいやすくなりますし、
一度甘えてしまうとサボり癖がついてしまい、最終的には計画通りに終えられなくなるのが関の山です。
では、どうすればうまくいくのか。
主人公・桜木健二が提案する方法は「コンビニのチェーン展開に習え!」というもの。
コンビニが店舗を展開していくときは、大掛かりな計画をもって決まったスケジュールで開店していくわけではありません。
普通はまず一店舗出してみて、そこで商圏を分析して成功のためのノウハウを蓄積します。
そして、似たような商圏に随時店舗を出していくという、壮大な計画よりも一歩一歩を確実に積み重ねる戦略をとっています。
つまり、これを勉強に活かすと、
勉強の計画は時間割で決めるのではなく、その日ごとにノルマを決めて行う
ようにして一歩一歩確実に積み重ねていくようにするのが理想ということです。
実は私自身は中学時代はしっかり計画を立てて遂行していましたが、
その中身は「この科目を何時間勉強する」というものではなく、
「ワークのこのページからこのページをやって理解できるまで解ききる」という設定にしていました。
もし、どうしても学校のワークでは不安なところは教科書を使ったり、
市販の教材を追加するなどして、ちゃんと理解できたのを確認するまで粘るようにしていました。
そのおかげかわかりませんが、テストには自信をもって臨めたように思います。
つまり、夏休みの勉強は「時間割・スケジューリングによる計画」を用意するのではなく、
「その日ごとに終わらせるべきこと=ノルマを設定」して行うことが重要ということ。
いきなりマラソンをするのではなく、短いダッシュを何回にも分け実践していくということが重要なのです。
ちなみに、うちの塾では、
中学3年生全員に毎日自分が今日やった自習の分析をして記録させるようにしています。
翌日以降の勉強ではどんな課題をこなしていくべきなのか、どんなノルマを課していけばいいのか、
それを自分で考えられるようになってもらいたいと思っています。
何より、「何時間机に向かった」ではなく、「何ができるようになった」を積み重ねていってもらいたいのです。
私は勉強はまず先に量だと以前から言っていますが、質を確保するという点でノルマを決めるよう指導しています。
ですが、そもそも勉強とはそうやって積み重ねていくものです。
できないことを一つ一つ潰して理解してできるようにしていく。
「これだけ時間をかけたからいい」ではなく、
「テスト範囲の内容はすべて理解できている、どんな問題が来ても解ける」状態に近づけるのがテスト勉強。
ですが、勉強が苦手な生徒は、その認識から間違っていることが多いのです。
その認識から変えていくことが、テストや受験で一点でも高い点を取るために必要だと私は思います。
受験生以外の生徒も、この夏は「スケジュールよりもノルマを決めて勉強」を念頭に勉強してみてくださいね!