最後がお粗末だと成績は上がらないのよ

こんにちは!塾長の石割です。

 

 

 

来週はいよいよ中学3年生の1回目の県学調です。

入試対策用テキストと模擬テストをひたすら回して解き直して・・・

そんなこんなで中3もだんだん復習が進んできました。

今年は中1がすごくやる気があるのですが、

中1・中3が珍しく男の子ばっかりなので、勉強中もすごくエネルギーを感じます。

去年までは女子がほとんどだったので、それはそれでまじめにやってくれててよかったんですけど、

男の子たちも集中モードはすさまじいですね。

 

 

ところで、どこの塾の生徒もおそらく夏休みは受験生が1・2年生の復習をしているかと思いますが、

例年話を聞いていると、周りの塾ではさほど成績が上がる生徒が少ないよう・・・

 

夏休みの勉強で大きく前進できるうちの塾生たちと、

夏休み高いお金を払って講習を受けても点数の落ちる他塾の生徒。

その決定的な違いはどこにあるのか?

 

 

答えは簡単、

「解き終わった後の直し」

にあります。

 

 

解説をしっかり読む、これは確かに大事です。

ですが、それだけで大丈夫でしょうか?

 

以前も言いました通り、

解説を読んで理解できたと思ったらもう一度すぐに解く

これがすごく大事なんです。

 

解きなおした後の復習において、問題を解くことよりも大事なことは、

「間違えた問題が本当に理解できているかを自分で厳しくチェックできるか」

ということにあります。

 

ほとんどの中学生がなかなか成績を上げられない理由の1つ、それは

「間違えた問題に対するケアが甘すぎる」

ということ。

 

例えば、数学の問題などがそうです。

どこで計算を間違えたか確認する、正しい解き方を読んで理解する、

これは大事なことではありますが、これだけでは本当の力はつきません。

 

「なぜこの樹形図だとすべてのパターンを書き出せなかったんだろう」

「この三角形とこっちの三角形の合同でも言えそうだと思ったんだけど、これではダメなのかな」

など、自分の考えた解法にはどういう問題点があるのか。

 

「円錐の体積は円柱の体積の何倍か、を考えるのに逆にしちゃったけど、

よく考えたら明らかに円錐の方が小さいのに2倍になるわけないな」

「グラフの概形を考えたら絶対にこのxの値は負にならないのに気付かなかったな」

など、自分のミスに対してどうしてダメなのか、どうすれば気づけるのかなどを分析しているか。

 

「2点の座標で連立方程式を解いたけど、よく考えたらグラフで傾きがたどれるな」

「頑張って高さを求めて体積を出したけど、周りの図形を取り除く方が簡単に計算できるな」

など、違うアプローチを探したりより速く解く方法を考えたりできるか。

 

これらはあくまでも数学の例なのですが、他の科目でも同じことが言えます。

解説は、その答えに至るのに必要なヒントが書いてあるだけで、

多くの場合、途中の計算や、知識をどう結び付けていくとその答えになるのかといった過程は

しっかり書いてあるわけではありません。

だからこそ、解説を読んで直しをしたら、もう一度すぐに確認してみる必要があるのです。

勉強が苦手であるほど、解説を読んでも分からない点はたくさんあるはず。

解説を読んで分かった気になっているようではダメです。

もう一度解いて本当に理解できているかちゃんとチェックし、疑問点は質問して確実に潰さなければなりません。

 

また、社会や理科の問題でも、

「グラフのこの範囲では、何が起こっている状態なのだろうか」

「資料Iのグラフと資料IIのグラフの事実をどう結び付けると、この傾向にたどり着くのだろうか」

考えながら直しをしていくと、より復習の効果は上がります。

その問題では聞かれていなかったことだとしても、

「こっちの試験管ではこうなっているから、この試薬を使うとこの結果が得られるはず」

「この改革では他にもこんなことが行われていたから、その後こういうことが起こっていくんだったな」

周辺の知識やその大問全体も含めてセットで知識や理解度を確認していくことが復習に繋がります。

 

国語や英語の場合は、文章を書くことや読解問題においては、

本文をしっかり読み直して解答の根拠を探すこともそうですが、

選択問題では、どうしてその選択肢はふさわしくないのか、どう書いてあれば本文の内容に一致するのか、

穴埋め問題では、なぜその単語だと正しくないのかを、文の意味(和訳)だけでなく文法・文構造の面で説明できるかどうか、

こういった地道な分析を繰り返していくことで、正しい解答が導けるようになってくるのです。

 

もうお分かりだと思います。

早く結果につながる生徒と言うのは、最初から頭が良い生徒というわけではありません。

間違えた問題に対してなぜ間違えたか、なぜこの答えが正しいのか、他にはどんな解き方があるのか

そういうことを徹底的に突き詰めていける探求心がある生徒が伸びるのです。

また、「次はこの時間内で解けるように工夫してみよう」「2回目は〇点以上を狙ってみよう」

など、取り組む際にゲームのように楽しんで勉強できる生徒も伸びやすい傾向にある気がします。

つねに自分と戦っている、しかしその状況にわくわく感や探求心といった遊び心をもって取り組んでいる。

早く成績が伸びていく生徒の共通点には、そういった学ぶことを楽しめる、真剣に学べる心がある気がします。

結局のところ、やらされている感で勉強している生徒には質のいい勉強など永遠にできないのです。

どんなことにも興味をもって、徹底的に完璧にしようと思って取り組める意識がもうすでに差を生んでいるのです。

その差が一番生まれる瞬間こそ、「解き終わった後の答え合わせと直し・解き直し」にあるのです。

 

そもそも、この「直し」のところ、うちの塾は結構うるさいんですよね。

甘い直しをしているとすぐ詰められちゃいますから(笑)

でもそうしないと、気を抜くと適当になっちゃうのは人間誰しもありますから、

そこをケアするのも塾としては大事なことだと思います。

 

さて、県学調まであと1週間。

夏休みの勉強は本当に身についてきているでしょうか?

あまり力になっていない気がする、そんな人もいるかもしれません。

そういう人はもう一度勉強の取り組み方を振り返ってみることです。

勉強は最後が肝心なのです。

間違えることは悪いことじゃないんです。問題はそれを正しく修正しないことにあります。

むしろ、間違いがあることこそがチャンスだということを忘れないでください。

もし、できていなかったと思う人は、休み明け以降の勉強に活かしてみてくださいね!

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それは「成績を上げること」と「そのために必要な勉強をさせること」です。
成績が上がらない生徒の多くは勉強した「つもり」になっているだけ。それではテストでいい点は取れません。本当に必要な学習量は一人一人違います。ですが、成績が上がっていないのなら、それは自分にとって必要な勉強がまだ足りていないからではないでしょうか。
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